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胃ろうの他のことについて教えて下さい
胃ろうの他のことについて教えて下さい
2024.01.09
胃ろうの他のことについて教えて下さい
こんにちは。1月5日の胃ろうについてのコラム拝読させて頂きました。胃ろうについては良く理解できたのですが、胃ろうのほかに、口から食べられなくなった場合に、栄養を取れる方法があれば教えて下さい。在宅生活が困難になった場合、将来的に施設利用も考えた時、受け入れてもらえるのは、やはり胃ろうが1番の方法かなとも思うのですが。
奈良県(非公開) うにさん
口から食べられない場合の栄養摂取の方法について
胃ろうについてのコラムをお読みいただき、誠にありがとうございます。
早速ですが、口から食べられない(経口摂取ができない)場合の栄養摂取の方法について、ご紹介させていただきます。
経口摂取ができない場合の栄養摂取の方法には、腸から栄養を摂取する胃ろうなどの経管栄養と、血管に直接栄養を注入する経静脈栄養があります。
以下に、それぞれを詳しくご説明いたします。
経管栄養には胃ろうの他に、経鼻栄養や腸ろうがあります。
〇胃ろうは、手術でお腹に小さな穴をあけカテーテルを留置し、そこから直接胃や腸に栄養剤を入れる医療措置のことをいいます。
胃ろうの方については、2012年の法改正により、特定の研修を受けた介護職員であれば対応が可能になり、入所できる施設が増えています。
〇経鼻栄養は、鼻の穴からカテーテルを通し胃まで栄養を送る方法で、特に手術は必要なく、簡単に導入できます。ただ、カテーテルが細く栄養剤が詰まりやすい為、交換期間が短く、交換の際に痛みや不快感があります。主に短期間(4週間以下)の注入に用いられます。
〇腸ろうは、胃にトラブルがあり胃ろうを作れない場合に用いられる方法です。胃ろうに比べてカテーテルが細く詰まりやすく、交換時には受診が必要です。直接腸に栄養を注入するため下痢や血糖値の急変が起こりやすく、注入速度も胃ろうに比べて遅くなります。
そのため、特別養護老人ホームや介護付き老人ホーム等の施設での受け入れは、胃ろうの方は可能でも、腸ろうの方は「対応が難しい」と断られる場合があります。
経静脈栄養には末梢静脈栄養と中心静脈栄養があります。
〇末梢静脈栄養は腕などの末梢静脈に、注射針を通してカテーテルを留置し、そこから栄養輸液を投与する方法です。末梢静脈は血管が細い為、炎症やつまりを起こしやすく、1日当たりのエネルギー量も1000㎉と制限があります。そのため、長期間の栄養維持が難しく、カテーテルの交換期間も短くなるため在宅での対応は困難です。
〇中心静脈栄養は心臓に近い太い血管の中心静脈から栄養輸液を投与する方法です。
また血液量も多く血流も早い血管にカテーテルを挿入するため、末梢静脈栄養に比べて高カロリーの栄養輸液を投与可能で長期間の栄養維持ができ、カテーテルも長期間使用できるため、在宅生活が可能です。
ただし、中心静脈栄養は医療行為のため、訪問介護ではケアができません。従って、ご本人やご家族でカテーテルの管理や輸液バックの交換等、医療的なケアを行う必要がありますが、訪問看護を利用し指導や管理を受けることで、ご本人やご家族の負担を減らすことができます。
中心静脈栄養の方に関しては、24時間看護師が在中しているか、訪問看護ステーションを併設しているなどで、常時の対応が可能な施設などでは受入が可能なところがあります。
上記のように、口から食べることができない場合の栄養摂取の方法はいくつかありますが、どの方法になるかは、ご本人やご家族の意向や身体状態を医師によって判断されます。
いかがでしょうか。
ご不明な点がございましたら、いつでもお問い合わせください。
今後ともよろしくお願いします。
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