2023.07.11

【在宅での介護生活】に備えて、これだけは知っておきたいポイント

【在宅での介護生活】に備えて、これだけは知っておきたいポイント

自らが、家族が、ある日突然、介護が必要になったら。皆さんはどうしますか?日頃から考えている人はどれくらいいるでしょうか。在宅での介護生活を送るうえで、気にしておきたい点を筆者の経験にもとづいた視点で紹介します。

在宅での介護をイメージする

介護が必要となった時、状況によっては日常生活が一変します。それでも住み慣れた自宅での生活を希望される方は多いです。

シームレスに在宅での介護生活へ移行するには、可能な限り迅速に行動していくことが大切です。

また、在宅での介護生活を継続するためには、1人で悩まず、介護に関わるすべての人が同じ方向性をもって前進することが大切です。

介護保険の申請

在宅介護に限った話ではありませんが、まずは介護保険の申請をします。

※1要介護状態になった場合、介護保険を申請して要支援や要介護認定となれば、公的な介護サービスを受けることができます。

※1 要介護状態:介護が必要な状態のことをいいます。

申請のポイント

介護保険の申請について、どのタイミングでどのように行えば良いか悩んでいらっしゃる方のご相談を受けることがあります。どのような点を抑えれば良いか確認していきます。

申請と相談の窓口

申請に必要な書類はお住まいの役所などにあり、申請の窓口は役所になります。介護の相談先は色々ありますが、申請窓口である役所へ相談することで、申請までがスムーズに行えます。

相談する際は、あらかじめ状況を整理しておきます。はじめての介護生活となると、不安が大きく不慣れなものです。相談内容がまとまっていなければ「知りたい情報が得られなかった」や「相談にのってもらえなかった」という結果に陥ります。

実際に「役所は何も相談にのってくれなかった」と、ご相談を受けることがあります。状況を整理してみると「うまく伝えることが出来ていないかった」ということも、しばしばあります。

相談内容を箇条書きにしてみる

相談する際は、不安な気持ちや大変な想いが先行してしまいがちです。冷静に落ち着いて相談するには、紙に書き出して相談に行かれることをおすすめします。また、紙に書き出すことで頭の中も整理できます。

相談する前に箇条書きで書き出しておきたいこと
(下記は、参考例となります)

・要介護者は誰か

・年齢はいくつか

・介護に必要な場面は何か(食事、入浴、移動など)

・どれくらい介護が必要なのか

・経済的に困っているのか

・介護者(介護に協力できる人)はいるのか

・医療面(健康面)の状況はどうか

・認知症はあるか

・介護されることへの抵抗感や要介護の性格はどうか

・自宅の環境はどうか(間取り、生活空間は1階か2階など)

・介護サービスはどんなものがあるか(有料、無料など)

相談に必要な情報は個別の事情など様々ですが、メモを持参し、担当者と共有しながら説明することで適切なケアへ繋げられる可能性が高くなります。

申請のタイミング

介護保険の申請には、状態が落ち着いていることが前提です。とはいえ、「状態安定」について明確に定義されているもではありません。病気や怪我で入院中などの場合、主治医や相談員に介護保険の申請を行うべきタイミングかを相談してください。

入院していない場合でも「介護が必要かも」と感じたら、市区町村の介護保険の窓口へ相談してみてください。

要支援や要介護認定を受けた場合でも、「必ずサービスを利用しなければならない」ということはありません。闇雲に申請することは避けたいですが、在宅での介護生活を円滑に進めていくうえでは「介護が必要かも」と感じた時点で、相談と申請することをおすすめします。

要介護、要支援が認定とならなかったら

要介護、要支援に該当せず「事業対象者」として判定された場合、地域の実情に合わせたサービス(総合事業)を受けることができます。

在宅介護の事情

在宅での介護生活は、ご家庭の事情によって様々です。経験したことの無い人にとっては、未知であるため、気苦労されている方も少なくはないでしょう。

要介護者は、当然ながら基本的な人権を要しているため、物ではありません。そのため、介護者の思い通りに事が運ばないこともあります。認知症の影響により、※2被介護者との関係が崩れていくこともあります。

在宅での介護生活をイメージするうえでは、これらのような事実が起こりうることを想定しておくことは重要で、そうならないためにどうすれば良いかのイメージを描くことが大切です。

※2 被介護者とは、介護を受ける側の人のこといいます。

気負いしない介護

在宅での介護生活はプライベートな側面を持ちます。そのため、介護サービスの受け入れに否定的であったり、介護者が1人で抱え込んでしまうことがあります。
個人の性格や考え方にもよりますし、誰にも頼らず介護を担うことが悪いというわけではありません。

しかし、頼れる資源があるのであれば、それらを利用し、被介護者も介護者も楽しく穏やかに生活したいものです。

専門の介護従事者が不足している課題はありますが、多様なサービス展開や地域で支え合う社会(地域共生社会)を国は提案しています。人と人との繋がりを大切にし、支え合い、孤立を防ぐことを狙いの1つとしています。

完璧ではないかもしれませんが、ひと昔に比べると頼れる地域社会があることを知っておいてください。

在宅生活を継続するために

介護生活は人と人が関わるもであり、どうしても意見の食い違いが生じます。筆者は、被介護者や介護者、家族の間でも意見が合わないケースを沢山みてきました。

基本的な人権があるからこそ、それぞれの想いや事情にあわせて意見の衝突が起こるのだと考えています。

在宅に限らず、介護生活を破綻せず継続していくためには、それぞれの想いを尊重することが重要です。また、専門職からの客観的な意見を参考にすることも大切です。

まとめ

「介護が必要かも」と感じたら、お住まいの役所(介護保険の窓口)で介護の相談と介護保険の申請を行います。途中で申請を取り下げることもできますし、再申請も可能です。

悩んでいるうちに在宅介護の準備が遅れては意味がありません。

歯車が合わなくなると介護生活は疲弊してしまいます。そうならないために皆さんのご事情に合わせてイメージをしてくことは大切です。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

執筆・監修者

管理者

竹本さん

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竹本さん

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