2025.10.17

介護保険、元気なうちからでも使えるって知ってますか?

介護保険、元気なうちからでも使えるって知ってますか?

皆さんは何か、事前準備をされているでしょうか? ある日突然始まる親の介護、家族ができることと、介護保険で何ができるかご紹介します。

一人になった父を見て、初めて気づいた【介護サービス】という選択肢

~介護が始まる“ちょっと前”にできること~

 

目次

①突然の介護の始まり

②まだ元気!でも使える介護サービス

③在宅介護の意義とは

④まずは「要介護認定」や「要支援認定」の申請から

⑤最後に

 

◆突然の介護の始まり

【家のことを一切しなかった父の「生活崩壊」】

父・寛三郎(仮名・80歳)は、いわゆる“昭和の男”。

定年まで会社一筋で働き、家のことはすべて母・寿美子(仮名・77歳)に任せていました。

結婚して何十年 ── 包丁を握ったこともなければ、洗濯機の使い方すら知りません。

そんな父が、ある日突然「ひとり暮らし」になりました。

母が体調を崩して緊急入院したことで、家の中が一気に“機能停止”状態となったのです。

「今日のご飯、どうしよう……」、「冷蔵庫の開け方が分からない」、「洗濯物って、どこに干すんだ?」

当たり前にあった“妻の存在”がなくなった瞬間、父の生活は崩れてしまいました。

【入院中の母も、夫が心配で眠れない】

母・寿美子もまた、病院のベッドの上で不安を抱えていました。

毎日のお見舞いで、父が来るたびに

「ティッシュがどこにあるか分からなかった」、「洗濯機の動作ボタンが多すぎて使えなかった」、「コンビニ弁当、食べたけど、冷たくて…」

こんな話を聞かされ、電話でも、何度も質問される毎日。ゆっくり休むどころではありません。

「私がいないだけで、こんなに夫が何もできないなんて………家が心配。でも私には、どうすることもできない……」

体調を崩して入院しているのに、心配で心が休まらない。

母もまた、「自分が倒れた後の現実」に、ショックを受けていました。

【娘としてできる限り、でも毎日は無理…】

私は、この夫婦の一人娘です。実家から車で20分ほどの場所に住んでいて、夫と子ども2人の4人家族。仕事・育児・家事に追われる毎日です。

最初は「私が手伝いに行けばいい」と気楽に考えていたのですが、実際には「主婦業、まるまる1軒分追加」でした。洗濯、買い出し、作り置き、掃除、等々。想像以上に大変で、数日で疲れ果ててしまいました。そして気づきました。母も、父も、私も、みんなが限界を感じてるんだ……と。

お父さんのことは心配だけど、毎日は正直きつい。暑さもあるし、子どももいる。

「何かいい方法、ないのかな」

そんな言葉を近所のママ友の前でふと、漏らしたら、言われたんです。

「介護保険のサービスって、そういうときも使えるんじゃない?」って。

調べてみたら、確かに使えるかもしれない。でも正直、最初は迷いました。父は身体が健康で元気だし、速くはないけれど普通に歩ける。まだ“介護”って感じじゃない。母ならともかく、この父の状況で、介護のサービスを受けていいの……? と思えたんです。

 

 

◆まだ元気!でも使える介護サービス

 

【介護保険=寝たきり・病弱な高齢者のもの】なの?

介護保険のサービスは、日常生活で【ちょっと困った】がある人でも、状況に応じて受けることができます。

たとえば、このようなサービスがあります

 

✅訪問介護(ホームヘルパー)

 掃除・洗濯・調理・買い物代行など。介護度や暮らしの状況、身体の状況などをふまえ、必要な家事等をサポート

✅ 配食サービス(宅配弁当)

食事の面で、ほかの家族が対応・フォローできない日にも、栄養バランスの整ったお弁当をお届け

✅ デイサービス

自宅からの送迎付きで、入浴・食事・レクリエーションなどを受けながら、安心して過ごせる場所。通所中の時間帯は、同居家族のリフレッシュタイムにもなります

 

 

◆在宅介護の意義とは

 

【介護=特別なこと】ではありません

【介護】というと、どうしても重くて大変なイメージがあります。

でも実際は、【ちょっと困った、一人だと不安】そんな段階から使える支援もたくさんあるのです。

さらに「何をしたらいいのかわからない」「どこに相談したらいいのか分からない」と〖最初の第一歩〗がわからず、悩んでいるご家族もたくさんおられます。

 

【誰かに頼ってもいい】、と思えた日

先ほどの娘様は、お父様の介護サービスについて次のように思われたそうです。

 

“自分のことは自分でやる”が、父にとっての【当たり前】でした。

でもほんの少し、人の手を借りるだけで、父の生活も気持ちも安定していきました。

私自身も“全部、自分がやらなきゃ”と思っていたプレッシャーから解放されて、親子関係に少し余裕が生まれました。

 

 

◆まずは「要介護認定」や「要支援認定」の申請から

 

【まだ大丈夫】とは思っていても、元気なうちから利用できるサポートもあります。

あなたにも【ちょっと不安】があるなら、ぜひお近くのケア21にご相談ください。

 

介護は、ある日突然やってくることもありえます。

 

だからこそ〖困る前の準備や早めの相談〗が、とても大切なのです。

 

「まだきっと、そこまでじゃないとは思うけど……」

「親がひとり暮らしで、心配で……」

「父が最近、同じものばかり食べているかも」

「母が一人でお風呂に入るの、危なそう」

「ちょっとしたことでも、誰かに見ていてほしいな」

 

そんな【小さな違和感】が、実は最初の〖サイン〗かもしれません。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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執筆・監修者

コラムニスト

北田さん

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北田さん

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