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2022.11.15
リハビリってどういうことするの?介護保険と医療保険のリハビリの違いや、通所リハビリと訪問リハビリの違いについても徹底解説。
リハビリテーションの語源はラテン語で、re(再び)+ habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」などの意味を持ちます。(wikipediaより引用) 本記事ではリハビリがどのようなことを行うのか、またリハビリの専門職がどのようなものがあるかなどについて解説していきます。
リハビリテーションは一般的に、
の4つに分類できます。

一般的に我々が使う「リハビリ」という言葉は、この「医学的リハビリテーション」の意味であることがほとんどです。
「医学的リハビリテーション」とは、個人の機能的または心理的能力を回復させる一連のリハビリのことをいいます。主に病院や診療所などの医療機関で受けることが出来る、理学療法や作業療法などのことです。
医療の専門職達でチームを組んで、患者様の機能回復につとめます。
また、傷つけられた尊厳・権利・人権などが本来あるべき姿に回復することを意味する側面もあり、リハビリテーションは何らかの理由で生活機能が著しく低下した方が、再びその人らしく生きるためのトレーニングだと言えます。
介護保険、医療保険ともにリハビリを行う機関があり、実際にリハビリテーションをサービスとして提供しています。
一見リハビリテーションと聞くと医療保険で行われそうなイメージがありますが、65歳以上の高齢者は介護保険から「時と場合、リハビリテーションを受ける場所」によって、「医療保険」が適用されたり、「介護保険」が適用されたりします。
その棲み分けを図式に表しているのが下記の図です。

脳卒中など、何らかの事象が起きて急性期病院に運ばれたとします。
病状が安定して、急性期病棟⇒回復期病棟⇒自宅というような流れで帰宅することが多いのですが、このフローでは急性期病棟と回復期病棟で入院中に受けるリハビリが医療保険として適用されます。
リハビリテーションで医療保険が適用されるのは、疾患が発症してから原則180日間となっています。また、退院して在宅で受けるリハビリは、難病など一部例外を除いて介護保険が優先となります。
またリハビリテーションの種類は大きく3種類(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)あり、それぞれの分野に専門的な資格をもった療法士が施術を行います。
【用語解説】
3.維持期(6ヶ月以降)とは
急性期や回復期を経て症状が安定した後のことを言います。
一般的に患者様は病院を退院後、自宅もしくは施設に移ってリハビリを開始します。在宅での生活となっても、機能と体力の維持はもちろん
自宅に則したリハビリを行うことで怪我の防止を図り、患者様の在宅に生活の質(QOL)向上を目指していきます。
この時期は大きな症状の回復は認められにくいですが、身体機能の維持していくためと日中の活動量を維持していくためにも
週に1~2度のリハビリや運動する機会を確保することが望ましいです。
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
「理学療法士及び作業療法士法」第2条には、
「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」
と定義されています。
また、理学療法を行う理学療法士とは、ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
作業療法では、
- 基本的動作能力(運動・感覚・知覚・心肺・精神・認知などの心身機能)
- 応用的動作能力(食事・トイレ・家事など、日常生活で必要となる活動)
- 社会的適応能力(地域活動への参加・就労・就学)
の3つの能力を維持・改善することで、作業療法を必要とする人が生活を獲得出来ることを目標とする。
また、作業療法士は子供から高齢者、障害がある人など、日常生活の動作をとどこおりなく出来るするようにするだけでなく、趣味・生きがい・社会参加など、その人にとって「意味のある、したい作業」を日々の生活の中で続け、社会とのつながりを「作業」を通じて作り出していきます。
言語聴覚療法は、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるように支援する療法です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。
ことばによるコミュニケーションの問題は脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
さらに医師や歯科医師の指示のもと、嚥下訓練や人工内耳の調整なども行います。
高齢者は老化により、一般的に骨関節・筋などの運動器、呼吸・循環器系、神経系、精神機能、代謝機能など多くの臓器が変形していきます。これらのことが、高齢者に特有の疾病を発症させることになります。
リハビリテーションを受けることで心身共に機能回復を最大限に図り、お住まいの場所にて可能な限り独立して生活しうる能力を取り戻すことが最大の目標となります。
また、寝たきりや要介護状態になることを予防するという、予防医学的な効果があります。
介護認定を受けた方は、介護保険制度によって、主に以下のサービスでリハビリテーションを受けることが出来ます。
通所介護(デイサービス)や短期入所生活介護、介護施設等でも理学療法士の先生を配置しており、本格的なリハビリを受けることが出来る施設もあります。
➀②の訪問系のサービスは介護保険が適用される時間に制限があり、週に120分までと決まっています。
③④⑤は1回のサービス利用で受けることが出来るリハビリの時間が、概ね20分程度です。
しかし、これはあくまでもリハビリ計画を元に携わってもらえる個別リハビリの時間で、全体での体操を取り入れている施設であれば、この限りではありません。
訪問リハビリと通所リハビリの違いについて説明します。
訪問リハビリテーションとは、リハビリテーションの専門職が自宅に伺い、日常の生活環境に合わせたリハビリを行うサービスです。訪問リハビリもサービスを受けるには、主治医の指示書が必要です。
訪問看護ステーションは営利法人でも開業出来るのに対し、訪問リハビリテーションは、「病院」「診療所」「介護老人保健施設」又は「介護医療院」のみ開業することが出来ます。
自宅でリハビリを受けるので、自宅の転倒しやすいポイントをリハビリの専門職の先生が分析し、住宅改修や福祉用具を提案したり、住宅状況にあわせたリハビリテーションを実施してもらえるという利点があります。
通所リハビリも通所介護と同じように、日常生活上の食事・トイレ・入浴などの介助を受けることが出来ます。また、医療法人が運営しているため医師が常駐し、医師の指示のもとに理学療法士等による機能回復を目的としたリハビリを受けることが出来ます。
医療機器を装着されているような医療ニーズが高い方の対応も柔軟に行えることが特徴です。
広いリハビリスペースを使い、平行棒などの機器を使用してリハビリ出来ます。歩行練習などの基本動作練習をリスク少ない環境下でゆっくり行えることが特徴です。
介護保険でリハビリを受けている高齢者の方から「良くなった気がしない」「余り効果を感じないと」いう意見を度々聞きます。
リハビリにも休みなく参加して、一生懸命取り組んでいるのに効果を今一つ感じれない方は、リハビリ以外の過ごしている時の姿勢や、身体の動かし方を見直してみてはいかがでしょうか?
理学療法士や作業療法士の先生に正しい身体の使い方、動作の仕方、姿勢の取り方を教えてもらっても、リハビリ以外の時間が我流に戻ってしまってはあまり意味がありません。
リハビリ以外の時間、日々生活をしているこの一瞬の中に、リハビリで習ったことを思い出して、実直に反復する。
だからこそ「身体の負担が軽減」して「付くべきところに筋力がつき」、「動作がしやすくなる」という、良い循環が生まれてくるのでしょうか?
現在リハビリを受けている方は、リハビリの先生に自己練習用のメニューや宿題をもらって実行に移してみましょう。

・理学療法
・作業療法
・言語聴覚療法
の3種類があり、それぞれに専門職がいる。
執筆者 吉本達志
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