2022.11.15

在宅介護をしていくのってどれくらい金額がかかるの?サービスの実例から導き出される費用について徹底解説!減額制度についても説明します!

在宅介護をしていくのってどれくらい金額がかかるの?サービスの実例から導き出される費用について徹底解説!減額制度についても説明します!

介護にかかる費用は「サービスの種類」「回数」「介護度」「負担割合」などで大きく変わります。介護度によって、どの程度のサービスが使えて、いくらくらいかかるのか。この記事では在宅介護がどれくらい費用がかかるのかや減額制度についても解説して参ります。

在宅介護をしていくのってどれくらい金額がかかるの?サービスの実例から導き出される費用について徹底解説!減額制度についても説明します!

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

Ⅰ.介護費用ってどういうものが請求されるの?

Ⅱ.利用者負担が軽くなるような還付制度はあるの?

III..介護保険サービスを受けたいと思ったらどうすればいいの?

Ⅳ.結局のところ介護費用ってどのくらいかかるものなの?

Ⅴ. 事業所の良し悪しを見極めるポイントってあるの?

VI..まとめ

 

 

 

 

 

 

 

    

Ⅰ.介護費用ってどういうものが請求されるの?

まず最初に介護サービスを利用した際に請求される費用の種類について説明します。

自宅でサービスが行われるものは、サービス利用料金のみが請求されます。

しかし施設でサービスを受けたり、宿泊する場合はサービス利用料金と別途に宿泊費や食費がかかります。また雑費なども必要に応じてかかってきます。

詳細は下記の図をご参照ください。

 

料金体系一覧

 

※ショートステイの場合、オムツ代は基本利用料に含まれているので、ショートステイでは別途請求されることはありません。

※サービスの利用料金は全て単位数×回数で決まるのではなく、そこに「介護度」や「サービス時間」が関与してくるため、価格体系は複雑になります。

よく介護サービスは状態にかかわらず際限なく利用出来ると勘違いされる方がおられますが、介護度にはそれぞれの介護度別に上限額の点数(区分支給限度額)が決められています。それ以上のサービスは介護保険が適用されず、全額自費という形でお客様に請求されます。

また、介護サービスを利用した際利用したサービス利用料の7割~9割を市区町村(保険者)が負担し、残りの1割~3割を被保険者であるサービス利用者が負担するという介護保険のルールがあります。

 

 

Ⅱ.利用者負担が軽くなるような還付制度はあるの?

 

 

年金生活を送っている高齢者にとって、介護費用は意外と負担が重いものです。

年金などの収入に対して利用料の支払いが一定額を超えた場合、お住まいの自治体からお金が返還されます。

返還される制度にも複数の種類があり、対象期間が1年の「高額医療合算介護サービス費」と対象期間が1ヶ月の「高額介護サービス費」があります。                           また身体に触れるようなサービス内容の場合「医療費控除」が適用されます。こちらは確定申告の際、領収書を提出することで控除されます。

またショートステイを利用される方は「介護保険負担限度額認定制度」があり、年金などの収入に対し、居住費と食費が部分的に減額されます。

 

介護保険の基本的なルールや詳細についても解説した下記記事もご参照下さい。

 

「介護保険ってなに?どんなサービスがあるか分かりやすく解説します。」

介護保険とは?どんなサービスがあるか分かりやすく解説します。 | コラム | 介護なんでも相談室 (kaigo-soudan21.jp)

 

 

Ⅲ.介護保険サービスを受けたいと思ったらどうすればいいの?

 

 

介護保険サービスの依頼は、ケアプランを元にケアマネジャーが事業所にお願いします。もちろん事業所選択の決定権があるのは利用者様です。また基本的にケアプランに位置付けられていないサービスは利用することが出来ません。まずはケアマネジャーと契約し、ケアプラン※を立ててもらいましょう。ただご自分やご家族がケアプランを立てるのであればこの限りではありませんが、手続きが煩雑なのでケアマネジャーにお任せすることをおすすめします。

ケアマネジャーは介護保険サービスで唯一利用料が発生しないサービスです。利用者側からすると無料で利用出来るというメリットもあります。

※ケアプランとは「居宅サービス計画書」といって、介護サービスを受ける方が目標とする生活に近づけるため、ご自身で何を努力すべきか、出来ない部分に対しどのような介護サービスが必要かを記した、その方だけの暮らしの設計図です。ケアプランを立てるのには利用者様から念入りに何度もヒアリングを行う必要があり、ご利用者様との共同作業となります。

 

 

Ⅳ.結局のところ介護費用ってどのくらいかかるものなの?

 

 

ケアプランは本人様や家族様から、健康面や経済面の聞き取りを詳細におこない、生活への希望なども総合的に勘案して立案します。

一般的な介護を受けている方のプランをもとに、介護サービス費用が具体的にどれくらいかかるのか説明します。

                                                                                                   (要介護2 女性 近隣に家族が住んでいる方を想定して作成)

ケアプラン例

 

月の介護費のシミュレート

訪問介護(ホームヘルパー)

1回のサービス利用料 225円

月8回利用の場合 225円×8回 = 1,800円 ← A

 

通所介護(デイサービスセンター)

1回のサービス利用料 686円

1回の食費 500円

1回のレクリエーション費 100円

1回の合計利用金額 1286円

月8回利用の場合 1286円×8回 = 10,288円 ← B

 

訪問リハビリテーション

1回のサービス利用料 (1コマ20分×3コマ) 921円

月4回利用の場合 921円×4回 = 3,684円 ← C

 

福祉用具貸与

特殊寝台(介護用ベッド) 月800円

サイドレール       月 50円

マットレス        月650円

手すり          月300円

福祉用具貸与月間利用料合計 = 1,800円 ← D

 

合計(月額介護費用)

A+B+C+D = 17,572円

 

※こちらはあくまでも1単位10円、事業所加算なしという設定で計算しています。お住まいや、ご利用される事業所にもよりますが、実際はこの金額から1000円~2000円程高くなることを想定しておいてください。

 

 

Ⅴ. 事業所の良し悪しを見極めるポイントってあるの?

 

 

事業所を選ぶポイントは、訪問系、通所系、入所系とそれぞれありますので、1つずつ説明していきます。

 

1.訪問系サービス

訪問系サービスは、ご自宅でヘルパーさんや看護師さんやセラピストの先生と原則1対1でサービスを受けることを前提としています。サービスの満足度を上げるためには、サービス提供を行う方との相性がより重要です。

相性が合わず、お互いに嫌な思いをせずに済むように、まずご自身の性格を自己覚知頂き、どういう人に来てもらいたいかをざっくりで良いので事業所さんに伝えてみましょう。ただ、完璧を相手に求めてしまうと関係性も上手くいかなくなってしまいます。実際にサービスが始まれば、ある程度相手を許容する気持ちを持つようにすると、いい関係性を長く続けることが出来るようになるでしょう。

 

2.通所系サービス

通所系サービスは、通所する目的に応じて非常に多岐に渡るのが特徴です。短い時間でリハビリをしに行ったり、入浴だけしに行けたりと、それぞれの事業所に特徴があるので、ご自身の目的に合わせて事業所を選定すると良いでしょう。

また、本格的にサービス利用する前に施設を見学し、サービスを体験出来る、体験利用が出来る事業所がほとんどです。実際に通ってみると、体験利用した時と雰囲気が違ったり、取り組むレクリエーションの内容が違ったり、想定外の気付きを得ることも多いです。

実際に利用する日の男女比であったり、レクリエーション内容、スタッフの人員人数、趣味が合う人がいるかなど、事前に確認しておきましょう。

 

3.短期入所系サービス

短期入所系サービスは施設に宿泊するサービスです。無料で体験出来る事業所がほとんど無いのが特徴です。そのため、施設との相性が合う合わないという情報は、ケアマネジャーや施設のパンフレットと非常に限定された媒体のみです。利用に不安があれば、サービス利用にあたって以下のことを確認することをおすすめします。

 

  1. 部屋の間取りについて(個室か大部屋か、TVの有無など)
  2. 身体や嗜好に合った入浴が出来るか?(大浴場、個浴、機械浴など)
  3. 食品や嗜好品の持ち込みがどこまで許されるのか?
  4. 日中の過ごし方、施設の雰囲気
  5. リハビリを受けることが出来るか?(週何回?1回何分?)
  6. 土日祝に行き来するのであれば、送迎してもらえるのか?

 

短期入所生活介護で入所実績を積まれていると、施設・お客様ともに顔見知りの関係となるため、施設入所の際には環境の変化に戸惑うことなくスムーズに入所できるという利点もあります

 

Ⅵ.まとめ

 

➀自宅でサービスを受ける訪問系のサービスはサービス利用料だけの請求になるが通所系や短期入所系のサービスは食事や宿泊費、雑費の費用が利用料にプラスして請求される。

 

②各サービスの単位数は利用する人の介護度や利用時間やサービス形態などに影響を受けるものもある。単位数の設定は非常に複雑になっている。

 

③介護度にはそれぞれの介護度別に上限額の点数(区分支給限度額)が決められている。また利用したサービス利用料の7割~9割を市区町村(保険者)が負担し、残りの1割~3割を被保険者であるサービス利用者が負担することとなっている。この利用者が負担する1割~3割という幅は、利用者の収入によって変動する。

 

④年金などの収入に対して利用料の支払いが一定額を超えた場合、お住まいの自治体からお金が返還される。返還される制度にも複数の種類があり、対象期間が1年の「高額医療合算介護サービス費」と対象期間が1ヶ月の「高額介護サービス費」がある。また身体に触れるようなサービス内容の場合「医療費控除」が適用され、こちらは確定申告の際、領収書を提出することで控除される。ショートステイを利用される方は「介護保険負担限度額認定制度」があり、年金などの 収入に対し、居住費と食費が部分的に減額される。

 

⑤事業所の選択権は利用者にあるが、原則ケアプランに位置付けられていないサービスは利用することが出来ない。

ケアプランを自分で立てて、介護保険サービスを利用することも可能だが

・手続きが複雑で煩わしい点

・ケアマネジャーの利用料は介護保険サービスで唯一無料であるという点

以上2点からケアマネジャーに依頼することをお勧めする。

 

⑥ケアプランとは「居宅サービス計画書」といって、介護サービスを受ける方が目標とする生活に近づけるため、ご自身で何を努力すべきか、出来ない部分に対しどのような介護サービスが必要かを記した、その方だけの暮らしの設計図のこと

 

介護なんでも相談室は介護に悩める人の相談窓口です。

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執筆者 吉本達志

執筆・監修者

管理者

竹本さん

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