2023.04.25

認知症の患者への向き合い方、症状を知れば不安なく対応できる!

認知症の患者への向き合い方、症状を知れば不安なく対応できる!

一括りで認知症といっても、種類や症状はさまざまです。症状は、その人の性格などによっても左右されます。 無理をしない介護のために、ヒントにしてみてください。では、いってみましょう!

 

誰しも望んで認知症になりたい人はいないでしょう。認知症と診断されたとき、人によっては葛藤に苦しみ悩まされることがあるでしょう。

同様に、ご家族も大変な思いや悩みを抱かれていることかと思います。

今回の内容は、やや医学的な目線となります。知っていることで毎日の介護が少し楽になるかもしれません。

ちょっとだけでも目を通してみてください。

認知症とはなにものか?

認知症とは

認知症とは、脳の機能が低下して、生活を営むうえで支障をきたす病気です。

原因がはっきりとした認知症もあれば、原因がはっきりとしない認知症もあります。

よく耳にする認知症の種類

・アルツハイマー型認知症

・血管性認知症

・レビー小体型認知症

・前頭側頭型認知症

中核症状を知ろう

中核症状とは、脳細胞が破壊されることであらわれる症状です。

中核症状の種類(認知機能への影響)

  • ・記憶障害:記憶力が低下することです。
  • ・見当識障害:季節や今の居る自分の場所やその人が誰だか認識できなくなることです。
  • ・理解や判断力の低下:物事を正確に理解できない、正しい判断ができなくなることです。
  • ・実行機能障害:料理や買い物など、自分でできていた事ができなくなることです。
  • ・言語障害(失語):頭で理解していても言葉を話すことができなくなる。言葉を理解することができなくなる場合もあります。
  • ・失行:運動の機能は問題ないのに、思うように歩けなくなったり、道具が使えなくなったりします。
  • ・失認:場所や人などを理解できなくなります。

中核症状へのアプローチ

完全に治癒する方法は今現在では存在しませんが、早期発見し、早期にアプローチする事は重要です。

アプローチの方法としては、薬物療法や認知機能訓練、運動療法などがあります。

周辺症状を知ろう

中核症状に加えて、社会的な影響を受けて形成された性格や人間が生まれ持った本質的な特徴や傾向である性質、今ある環境などが相互作用してあらわれる症状をいいます。

周辺症状の種類

  • ・不安や抑うつ:認知機能の低下により出来ないことが増えると不安を感じ、気分の落ち込みや活動意欲が低下します。精神面への影響を受けている状況となります。
  • ・徘徊:目的もなく、うろうろと歩き回る行動のことです。疲れや自身の運動能力を理解できていない場合、疲労により転倒する事も予測されます。見知らぬ土地に出向いて、思わぬ事故に巻き込まれるリスクも潜在します。
  • ・幻覚:実際にないものを見聞きしたり、感じたりすることです。
  • ・錯覚:あるものを誤認識することです。
  • ・暴力や暴言:脳の機能低下し、感情や行動をコントロールする事が難しくなり、不安やストレスにより行動に至ります。
  • ・睡眠障害:脳の機能が低下することで、睡眠サイクルが崩れ、夜間に何度も目覚めたりします。
  • ・物盗られ妄想:自分のものが盗まれたと思い込むことです。これらは、脳の機能が低下することで引き起こされると考えられています。
  • ・せん妄:現実と異なる感覚をもつことで、存在しないはずの人や物が見えたり、聞こえたりと、幻覚と同じような症状が生じます。
  • ・介護拒否:介護や支援される事を拒否することです。様々な原因が考えられますが、支援されること自体をストレスに感じている場合があります。

認知症の介護にどう向き合えばいいのか

無理をしないこと

介護をすること全般に言えることですが、無理をしないことは重要です。

普段、介護に携わっている、ご自身を守ることは大切です。介護をする側が疲弊してしまっては、本末転倒になります。繰り返しますが、介護者が心身ともに健康であることは大切なことです。

前述したように、認知症には中核症状に加えて周辺症状を引き起こします。

これはどうかな?あれはどうかな?
気になる症状があれば、この記事に書いてある症状について確認してみてください。

認知症の症状について正しい知識を得ることで、向き合い方が変わるかもしれません。

◇ 高齢者介護におけるコミュニケーションの基本

いろいろなサービスを活用する

介護が必要となった場合、皆さんが真っ先に思いつくのは介護保険を利用してのサービスではないでしょうか。
介護保険を利用しない有料老人ホームや、地域の特色によって利用できるサービスもあります。

ご家族だけで介護が難しい場合、まずはお住まいの市区町村などにご相談することをおすすめします。

  • ・予防 : 介護予防サービスがあるもの
  • ・地域 : 地域密着型サービスがあるもの
介護の相談・ケアプラン作成
居宅介護支援 - -
自宅に訪問
訪問介護(ホームヘルプ) - -
訪問入浴 予防 -
訪問看護 予防 -
訪問リハビリ 予防 -
夜間対応型訪問介護 - 地域
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 - 地域
施設等で生活
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) - -
介護老人保健施設(老健) - -
介護療養型医療施設 - -
特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム、軽費老人ホーム等) 予防 -
介護医療院 - -
[地域密着型サービス:地域に密着した小規模な施設等]
認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 予防 地域
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 - 地域
地域密着型特定施設入居者生活介護 - 地域
施設に通う
通所介護(デイサービス) - -
通所リハビリ - 地域
地域密着型通所介護 - 地域
療養通所介護 - 地域
認知症対応型通所介護 予防 地域
短期間の宿泊
短期入所生活介護(ショートステイ) 予防 -
短期入所療養介護 予防 -

引用:介護保険法に基づくサービス(厚生労働省)

まとめ

以上、認知症の症状についてお話してきました。認知症は症状を総称することばです。

どんな症状で、その原因は何かを知ることで、認知症の方への対応が楽になるかもしれません。

ぜひ、今回お話した内容だけでも気にしてみてください。

筆者のひとこと

冒頭でもお話したように、認知症と診断されると、ご本人も家族も悩まされることが多いのではないでしょうか。

介護する側もされる側も、経験したことのない状況で不安も大きいでしょう。
うまくいかない場合は、大きく深呼吸して肩の力を抜くように意識してみてください。

ケア21の「介護なんでも相談室」は、介護に関するお悩みをお持ちの皆様からのご相談を、簡単な登録のみで無料でお受けします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

執筆・監修者

管理者

竹本さん

管理者

竹本さん

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